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SELLWELL REALIZATION TOOLKIT | 08 ─ EXISTING CUSTOMER EDITION

既存顧客の売上を伸ばす
クロスセル・アップセル
設計ワークブック

クロスセル・アップセルの意味は、もう知っている。問題は「自社の、どの顧客に、どの商材を、いつ、どう提案するか」を決めることです。本ワークブックは5つの記入式シートで、知識を自社の実行計画に変えます。新規獲得より確度が高く、値引きに頼らず単価を上げる——既存顧客の余白から始める増収の設計図です。

発行:セルウェル株式会社(事業創造の総合プロデューサー)| 本資料は自社の事業検討の目的で自由にご利用いただけます

全体構成5つのSTEPで、知識を計画に変える

OVERVIEW

STEP 1顧客×商材マトリクス — 「売り先の余白」を見つける
STEP 2提案タイミングマップ — 「いつ言うか」を設計する
STEP 3提案設計シート — 「なぜ顧客が得か」から組み立てる
STEP 4営業・現場への実装 — 属人化させず仕組みにする
STEP 5効果測定シート — 単価・受諾率・満足度で検証する

順番に意味があります。多くの会社は STEP 3(提案の中身)から始めてしまい、「誰に」(STEP 1)と「いつ」(STEP 2)を飛ばすため、良い提案が刺さらない状態に陥ります。まず余白を見つけ、タイミングを決め、それから中身を作ってください。

クロスセル・アップセル設計ワークブック | 1/5© Sellwell Inc.

STEP 1顧客×商材マトリクス(記入式)

FIND THE WHITE SPACE

目的:感覚ではなく一覧表で「どの顧客セグメントに、どの商材がまだ入っていないか(=ホワイトスペース)」を可視化する。

顧客セグメント商材A商材B商材C上位プラン/上位機種
セグメント1(例:主力取引先・大口)◎ 導入済○ 一部空白 ← 狙い目○ 一部
セグメント2(例:取引3年以上・中堅)
セグメント3(例:新規1年未満)
セグメント4(       )

記入のコツ

  1. セグメントは「業種」「取引年数」「購買額」のどれでもよい。自社の営業が日常会話で使っている区分が最も運用に乗ります。
  2. ◎=全社導入/○=一部導入/空欄=未導入。空欄のうち「導入済み商材と業務がつながっている」ものがクロスセルの第一候補です。
  3. BtoBでは「同じ顧客の別部門・別工場・別拠点」も1行として扱う。部門横展開は最も成功率が高いクロスセルです。
クロスセル・アップセル設計ワークブック | 2/5© Sellwell Inc.

STEP 2提案タイミングマップ(記入式)

WHEN TO PROPOSE

目的:提案の中身より先に「タイミング」で失敗するのを防ぐ。顧客の購買サイクル上に提案位置を置く。

顧客のイベント起きること提案チャンス担当
導入直後(〜3ヶ月)立ち上げ支援の接点が多い消耗品・保守・研修(利用定着系)
利用安定期(〜1年)効果が数字で見え始める上位プラン・容量追加(アップセル)
更新・契約見直し予算と決裁が動くセット化・複数年(単価の再設計)
顧客側の変化(増産・新拠点・人事異動)ニーズが生まれる瞬間別部門展開・新商材
原則:購買・更新など「顧客の財布と決裁が動く瞬間」の手前に置く。決済完了直後の追い提案は、内容が良くても受け入れられにくい。

STEP 3提案設計シート(1提案1枚)

DESIGN THE OFFER

項目記入欄
対象顧客(セグメント/具体名)
現在の導入商材・単価
提案する商材(クロスセル)or 上位プラン(アップセル)
顧客にとっての価値【最重要】
この提案で顧客の何が良くなるか。1文で
根拠となる顧客の事実(利用状況・発言・課題)
想定単価変化(現在 → 提案後)
「押し売り」と受け取られるリスクと回避策
提案タイミング(STEP 2のどこか)
提案者・期限
チェック:「顧客にとっての価値」欄が埋まらない提案は出さない。単価目標から逆算した提案は、受諾率と顧客満足の両方を毀損します。
クロスセル・アップセル設計ワークブック | 3/5© Sellwell Inc.

STEP 4営業・現場への実装 — 属人化させない4点セット

MAKE IT A SYSTEM

  1. 標準トークの型:「(顧客の事実)を拝見して → (課題仮説)ではないか → だから(提案)で(顧客価値)」の順。商品説明から入らない。
  2. CRM・案件管理への組み込み:STEP 1のマトリクスを四半期ごとに更新し、空欄セルを「見込み案件」として登録する。
  3. 営業会議のアジェンダ化:月1回「既存顧客の余白」だけを話す15分をつくる(新規案件の話に吸収されるのを防ぐ)。
  4. 提案の権限とインセンティブ:値引きではなく「セット化・上位化」で単価を守る方針を、営業個人任せにしない。

STEP 5効果測定シート(四半期ごと)

MEASURE

指標前期今期判定
既存顧客の平均単価
提案数/受諾数(受諾率)
セット化・上位化による増収額
解約率・取引縮小率(押し売りの副作用検知)
顧客からのクレーム・温度感
重要:受諾率が上がっても解約率が同時に上がっていたら、それは「押し込み」です。単価と関係性をトレードオフにしない。
クロスセル・アップセル設計ワークブック | 4/5© Sellwell Inc.

落とし穴先に知っておくべき5つ

COMMON PITFALLS

落とし穴何が起きるか
単価目標から逆算して提案を作る顧客価値が欠落し、受諾率も満足度も落ちる
決済直後・クレーム対応中に提案する内容以前にタイミングで断られ、関係も傷つく
全顧客に同じ提案を一斉にかけるセグメント無視。刺さらないだけでなく信用を削る
一度作ったマトリクスを更新しない顧客側の変化(増産・組織変更)を見落とす
営業個人の技に依存して仕組み化しない成果が担当者の異動と同時に消える

むすび精度を決めるのは「顧客理解」

THE LAST CHECKPOINT

どのセルが空白かは、社内データでわかります。しかし「その空白に、顧客が対価を払う理由があるか」は顧客に聞かなければわかりません。

提案受諾率が伸びないとき、多くの会社は話法を直そうとします。疑うべきはその前——顧客理解の解像度です。ここが本ワークブックの最終チェックポイントです。

次の一手:無料の事業化スコア診断で、いまの構想が事実にどれだけ支えられているかを測れます。顧客インサイト調査・BtoB法人調査で「どの顧客にどの提案が響くか」の土台データもご用意できます。
クロスセル・アップセル設計ワークブック | 5/5© Sellwell Inc.

余白は見えた。では、顧客はなぜそれに払うのか。

提案が刺さるかどうかを決めるのは、話法ではなく顧客理解の解像度です。
60分の壁打ちで、あなたの顧客と商材から「最初に狙うべき余白」を1枚のメモにしてお渡しします。

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セルウェル株式会社 | 答え無き問を、新しい価値の実現まで。 | sellwell.jp

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