生成AIで新規事業のアイデア出し!活用法&プロンプト例を紹介

新規事業を立ち上げる際に、多くの方が直面する壁がアイデア出しです。 

  • なかなか斬新な発想が出てこない 
  • アイデアが似たり寄ったり 

このような悩みを抱える経営者様や企画担当者様もいらっしゃるでしょう。 

こうした課題を解決する手段として注目されているのが生成AIです。本記事では、生成AIで新規事業のアイデア出しをするメリットや活用法、すぐに試せるプロンプト例を紹介します。 

生成AIのアイデア出しとは 

生成AIとは、テキストや画像、動画、音声といったコンテンツを自動生成する人工知能技術のことです。ユーザーが指示を与えると、その意図を理解し、条件に沿った成果物を短時間で生み出します。この特性からアイデア出しにもよく活用されています。 

生成AIによるアイデア出しの特徴は、膨大なデータをもとに発想を展開するため、従来の方法では気付きにくい視点や新しい切り口のアイデアを短時間で量産できることです。 

生成AIのChatGPTとは 

出典:ChatGPT 

参考までに、本記事で使用した生成AIはChatGPTです。 

ChatGPTは、アメリカのOpenAIが開発・提供している代表的な生成AIです。ユーザーがチャット形式で指示を入力すると、その内容を理解し、文章の生成や要約、画像生成などの幅広いタスクを実行します。 

無料プランから利用を始められる手軽さと高い性能を兼ね備えていることから、世界中で広く活用されています。 

プロンプトとは 

プロンプトとは、生成AIへの指示文のことです。どのような指示を出すかによって、生成される成果物は変わります。 

例えば、「新規事業のアイデアを出して」とだけ入力すると、ざっくりとした案が提示されます。しかし、範囲が広すぎるため、最適なアイデアと言えない場合が多いです。 

一方で、「30代共働き世帯向けに、家事を効率化できる新規事業のアイデアを10個提案して」と具体的に入力すると、より現実的な案を得られます。 

このように、プロンプト次第で精度が大きく変わるため、生成AIを効果的に活用するにはプロンプト設計が重要です。 

生成AIでアイデア出しをするメリット 

生成AIによるアイデア出しは、人が考える方法にはないメリットがあります。ここでは、3つのメリットについて解説します。 

メリット① 短時間で大量の案を得られる 

人が30分間で出せるアイデアは、多くても数十個程度でしょう。一方、生成AIはわずか数分で100個以上の案を生成できます。短時間で大量の案を得られることは、検討やブラッシュアップに時間を割けるため、より精度の高いアイデア出しにつながります。 

メリット② 斬新な発想を生み出しやすい 

生成AIは膨大なデータを学習しているため、斬新な発想を生み出しやすいのがメリットです。例えば、異なる業界の知見を組み合わせた意外性のあるアイデアや、過去の経験や直感では思いつかないユニークな切り口を提示できます。これにより、新規事業の差別化や革新的なサービスのヒントを得られることがあります。 

メリット③ 個人でもアイデアを掘り下げられる 

生成AIは多角的な視点から大量の案を提示できるため、個人でもアイデアを掘り下げることが可能です。このメリットは、少人数のチームで新規事業を立ち上げる際もリソース不足を補い、アイデアの質を高めるのに役立ちます。 

新規事業のアイデア出しの活用法&プロンプト例 

新規事業のアイデア出しに生成AIを活用する際は、すでに実績のあるフレームワークと組み合わせるのがおすすめです。ここでは、代表的な3つのフレームワークを使った活用法とプロンプト例を紹介します。 

ブレインストーミング×生成AI 

ブレインストーミング」は、特定のテーマに対して多くのアイデアを生み出すための手法です。複数人で自由に意見を出し合い、量を重視することで、斬新な発想を引き出すことが目的です。 

生成AIとブレインストーミングを組み合わせる場合は、AIにテーマを伝えて自由にアイデアを生成してもらうことで、短時間で大量の案を得ることができます。人間だけでは思いつきにくい、多角的でユニークなアイデアを量産できるのが特徴です。 

  • プロンプト例 

これからブレインストーミングをします。新規事業のテーマは、「IT技術を用いた効率化ツール」です。自由な発想で多角的な視点から30個のアイデアを提案してください。 

  • 出力イメージ 

AIが出力したアイデアの中で、気になるものがあれば、さらにそのアイデアをテーマに案を生成します。このように掘り下げることで、質の高いアイデアを量産できます。 

SCAMPER法×生成AI 

SCAMPER法」は、既存商品やサービスについて次の7つの質問に答えながらアイデア出しをする手法です。 

  • 代用できないか 
  • 組み合わせられないか 
  • 適応できないか 
  • 修正できないか 
  • 他の用途に使えないか 
  • 除去できないか 
  • 逆転・再構成できないか 

これらのSCAMPER法の視点をプロンプトに組み込むことで、生成AIはアイデアを量産 

できます。 

  • プロンプト例 

これからSCAMPER法を用いて新規事業のアイデア出しを行います。「顧客管理システム」をテーマに、7つの視点でそれぞれ5個ずつ提案してください。 

  • 出力イメージ 

出力結果をさらに掘り下げることで、独創的なアイデアを生み出せます。 

マンダラート×生成AI 

マンダラート」は、まず9×9のマスの中心にメインテーマを置きます。その周囲に関連する8つの要素を配置し、さらに各要素に関連する8個のアイデアを展開することで網羅的に発想を広げる手法です。生成AIと組み合わせることで、手作業では時間がかかるアイデアの洗い出しを短時間で実現できます。 

  • プロンプト例 

これからマンダラートを活用した新規事業のアイデア出しを行います。メインテーマ「IT技術を用いた効率化ツール」に対して8個の要素を設定し、各要素に対して8個のアイデアを出してください。 

  • 出力イメージ 

生成AIは、要素やアイデアの数を自由に調整できるため、8個を16個に増やすことも簡単です。このように、人では時間がかかるマンダラートの網羅的な展開も、AIを使えば短時間で実現できます。 

生成AIを活用する際のコツ 

生成AIで質の高いアイデア出しを行うには、次のポイントを意識することが大切です。 

  • プロンプトを具体的にする 

条件を細かく設定するほど、生成AIの出力の質は高まります。例えば、ペルソナや解決したい課題を指定することで、より現実的なアイデアが得られます。 

  • 繰り返し掘り下げる 

一度の出力で終わらせず、気になる案をテーマに再度アイデアを出力しましょう。繰り返し掘り下げることで、独創的なアイデアにたどり着けます。 

  • プロンプトに機密情報や個人情報を含めない 

生成AIはプロンプト内容を学習に利用する可能性があります。そのため、扱う情報には注意が必要です。特にビジネスで活用する際には、機密情報や個人情報をプロンプトに含めないようにしましょう。 

アイデア出しに生成AIを活用してみよう 

新規事業のアイデア出しに生成AIを活用すれば、短時間で大量のアイデアを得られます。それらのアイデアは、斬新なサービスの創出や競合との差別化のヒントとなるでしょう。アイデア出しに悩んでいるご担当者様は、この機会に生成AIを活用してみてはいかがでしょうか。 

セルウェルでは、新規事業支援サービス「メデテル」を提供しています。アイデア出しにとどまらず、体制構成から上市後の振り返りまで、課題に応じた支援を実施します。ぜひお気軽にお問い合わせください。