目指すべき方向を意識的に揃える

阿吽の呼吸だった取り組みのズレが、
数字に悪い形で現れ始める

一緒の空間で、一緒に会社生活を送っていれば阿吽の呼吸になっていったものが組織が拡大するにつれてズレが生じてきていました。古参メンバーと新規メンバー、事業間の協力への意識や何気ない普段の行動のズレは拡大する一方で、結果として会社としての売上は上がったり、下がったりを繰り返す状況になっていました。

セルウェルでは、各事業部のマーケティング支援の観点よりも各メンバーが同じ方向を向いて取り組める環 境を用意することを第一に考えました。 そのために、これまで阿吽の呼吸であったものを、意識的に共有し合うことで阿吽の呼吸にしていくように するプロジェクト:ism project(会社の根付いている考えをismと名付けた)をスタートしました。

社内メンバー30名以上へのインタビューを実施

プロジェクトでは、阿吽の呼吸となっていた会社が持つ良き文化を社員30人以上にインタビューを行い明文化。
「経営理念」「価値領域」「企業文化」の 3つのステートメントを定め、その中心となるコーポレート スローガンを新たに作成しました。

作りっぱなしで終わらない、定着のためのプログラム設計

策定したコーポレートスローガンに対して、各事業ごとに説明するための具体的なエピソードを作成し、その内容を各種ホームページから社内向け冊子な事ど業各場面で活体用共でき有る形へと落とし込みを行いました。

またこれから新しく入ってくる人に対して、作られた内容をもとに説明し、入社時から企業文化の理解を促すような仕組みを構築しました。

ismプロジェクトの成果が数字で現れるには時間がかかるかもしれませんが、スローガン策定のプロセスを通して社内メンバーの意識が同じ方向を向くことを実感することができました。

その結果の一部として、「意思決定のスピードアップ」「過剰な情報共有のための会議の削減」など小さなことかもしれませんが、積み重なると大きな成果に繋がることに変化が現れているというお声を頂きました。

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